小説

吉田瑞季

小野小町 罪作りな美女/あるいは苦労人のストーカー被害者(吉田瑞季)

 「すきです けっこんしてください」  「は?」 小町は手紙を二度見した。  この筆跡、このアホみたいな文面、昨日も見たけど? 小町の家には毎日大量の恋文が来る。 晴れているときは20通くらい。雨や雪ならまあ10弱。  元来の生真面目さで、...
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