2020-05

一人ひとりを包むもの

ひとりのためのウェディングドレス/ 「一人ひとりを包むもの」#2(杉田ぱん)

わたしは自分の好きなものに囲まれ生活することを好んできた。 骨董、古着、ぬいぐるみ、鉱石などを部屋に並べ、自分のお城を作ってきた。 ファッション遍歴で言えば、古着はもちろんロリヰタと呼ばれるフリフリのお洋服に身を包んだ時期もある。 自分の好...
A is for Asexual

わたしはここにいる/「A is for Asexual」#0(川野芽生)

 わたしは(あなたと同じように)いろんな要素からできている人間で、その要素のひとつにアロマンティックアセクシュアルであるということがある。  アロマンティックは他者への恋愛感情を持たないこと、アセクシュアルは他者への性的感情を持たないことで...
A is for Asexual

わたしがフェミニストになったわけ/「A is for Asexual」#1(川野芽生)

「フェミニズムとかもう古いよね」と高校生のわたしは言った。  わたしは女子校に通っていて、女の子だからと何かを制限された経験がなかった。 両親は共働き共家事で別姓で、世間では男女平等がとうに達成されているものと思っていた。 もう世の中男とか...
吉田瑞季

Dmitri Hvorostovskyが死んだ日/「愛しても愛しても」#1(吉田瑞季)

ある日、夢を見た。 日当たりのいい場所だ。木立に囲まれていて、バラのようなつる植物が茂っている。 その中に、けもの道のような小道がある。 そこを、私は美しい銀髪の、優しい声の人と並んで歩いている。 もちろん私は彼が誰か知っている。Dmi...
吉田瑞季

愛しても愛しても/「愛しても愛しても」#0(吉田瑞季)

 私は自称「片想いのプロ」である。 人生のほとんどを、人間に恋焦がれ、追いかけ、見つめることに費やしてきた。 いちどきに複数に恋することもしばしばなので一途とは言えないが、いずれも長く強い愛であると思う。  「片想いのプロ」だが「両想い」の...
あぶないいきもの

読む、考える、行動する/「あぶないいきもの」#0(直角)

“A well-read woman is a dangerous creature. (よく読む女はあぶないいきもの)”という言葉がある。 本を読む女の姿はそれほど危ないものには見えないかもしれない。 しかし、読む女はやがて考える。 考え...
あぶないいきもの

男じゃないけど『男らしさ』が重い/「あぶないいきもの」#1(直角)

『男らしさの終焉』 グレイソン・ペリー=著 小磯洋光=訳 フィルムアート社 男らしさの終焉【推薦コメント】本書を読みながら、「男らしさ」ってなんなのかと考え、自分の頭の中に浮かんだ言葉でもっともしっくりときたのはfilmart.co.jp ...
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