A is for Asexual

わたしがフェミニストになったわけ/「A is for Asexual」#1(川野芽生)

「フェミニズムとかもう古いよね」と高校生のわたしは言った。  わたしは女子校に通っていて、女の子だからと何かを制限された経験がなかった。 両親は共働き共家事で別姓で、世間では男女平等がとうに達成されているものと思っていた。 もう世の中男とか...
吉田瑞季

Dmitri Hvorostovskyが死んだ日/「愛しても愛しても」#1(吉田瑞季)

ある日、夢を見た。 日当たりのいい場所だ。木立に囲まれていて、バラのようなつる植物が茂っている。 その中に、けもの道のような小道がある。 そこを、私は美しい銀髪の、優しい声の人と並んで歩いている。 もちろん私は彼が誰か知っている。Dmi...
吉田瑞季

愛しても愛しても/「愛しても愛しても」#0(吉田瑞季)

 私は自称「片想いのプロ」である。 人生のほとんどを、人間に恋焦がれ、追いかけ、見つめることに費やしてきた。 いちどきに複数に恋することもしばしばなので一途とは言えないが、いずれも長く強い愛であると思う。  「片想いのプロ」だが「両想い」の...
あぶないいきもの

読む、考える、行動する/「あぶないいきもの」#0(直角)

“A well-read woman is a dangerous creature. (よく読む女はあぶないいきもの)”という言葉がある。 本を読む女の姿はそれほど危ないものには見えないかもしれない。 しかし、読む女はやがて考える。 考え...
あぶないいきもの

男じゃないけど『男らしさ』が重い/「あぶないいきもの」#1(直角)

『男らしさの終焉』 グレイソン・ペリー=著 小磯洋光=訳 フィルムアート社 男らしさの終焉【推薦コメント】本書を読みながら、「男らしさ」ってなんなのかと考え、自分の頭の中に浮かんだ言葉でもっともしっくりときたのはfilmart.co.jp ...
一人ひとりを包むもの

わたしたち姉弟のドレッサー/「一人ひとりを包むもの」#1(杉田ぱん)

わたしには、弟がいる。弟は、いつもわたしの後ろをついてきて、おおざっぱなわたしが、ぶちまけたジュースを一緒に片づけてくれるようなひとだった。 もしくはお正月に、親戚のおじさんが「誰か~、キッチンから醤油取ってきて~」と叫んでいるとき、わたし...
一人ひとりを包むもの

選べないこと、選んだもの/「一人ひとりを包むもの」#0(杉田ぱん)

わたしは、人の顔を覚えるのが苦手だ。 たとえば喫茶店で、友だちと向かい合ってお茶をしていたとする。アイスティーが運ばれてきて、シロップを注ぎ、ゆらゆらとアイスティーとシロップがまじりあうのをみつめると、もう目の前の人間の瞳がどんなふうだった...
川野芽生

ユニコーンはここにいる(川野芽生)

「ユニコーンはここにいる」、略称「ゆにここ」は、「フェミニズム」と「クィア」を二本の柱とするウェブメディアです。 1. フェミニズム わたしたちは楽しく生きるフェミニスト(=性差別をなくしたいと考えている人)です。 そして、フェミニズムは...
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