川野芽生

A is for Asexual

二十代最後の年、ロリィタにはまった③/「A is for Asexual」#8 川野芽生

幼き日のエイジズム このシリーズの第一回で、わたしは「もう、ロリィタが似合うような年齢は過ぎてしまったのではないかと感じながら」と書いた。こういうかわいいお洋服って、似合うのは若い時なのに、若い時に買えるお値段じゃなくない? と矛盾...
A is for Asexual

二十代最後の年、ロリィタにはまった②/「A is for Asexual」#7 川野芽生

以前にもこんな記事を書いたくらいだし、ロリィタを着る前から、わたしは傍から見ればかなり自由に装いを楽しんでいる方だったと思う。 でも、わたしにはわたしなりに、装いに対して葛藤や気後れがあった。 母親とファッションの複雑な関係 わたしの両親...
A is for Asexual

二十代最後の年、ロリィタにはまった①/「A is for Asexual」#6 川野芽生

憧れのロリィタ この秋、二十九歳の誕生日を目前にして、ロリィタファッションにはまった。 十年くらいずっと、「いつかロリィタを着てみたい」と言っていた。 いや、友人がピンクハウスを着こなしているのを目にした中学生の時から「ああいうお洋服がほし...
川野芽生

短歌を着よう

『Lilith』(書肆侃侃房、2020年)という本があります。 わたしが書いたのですがそれはまあさておいて。 歌集です。歌集というのは短歌を集めた本です。 短歌というのは57577からなる短い詩ですね。 この歌集が出た9月末、出版のお祝い...
吉田瑞季

Lilithーーあなたの書架を幻想の庭にする本

※この記事は、ゆにここ編集長・川野芽生が上梓した歌集『Lilith』のあからさまマーケティング記事です。 『Lilith』 川野芽生 第29回歌壇賞を受賞し、幻想小説も発表する著者の鮮烈な第一歌集。 “叙情の品格、少女神の孤独。端正な古語...
A is for Asexual

恋はしない、おしゃれをする/「A is for Asexual」#5(川野芽生)

おしゃれをするのが好きだ。 髪をピンクに染めたり、睫毛に真っ青なマスカラを塗ったり、唇にすみれ色のリップを塗ったりするのが好きだ。 「魔女」や「妖精」、「人形」といったコンセプトを決めてメイクからお洋服までコーディネートするのが好きだ。 ...
A is for Asexual

告白を断ること/「A is for Asexual」 #4(川野芽生)

アロマンティックが告白されると 「なんで恋愛をしないの?」と問い詰められることの厄介さの話を前回書いたけれど、そうした場面の中でも面倒なのは、相手がこちらに恋愛感情を持っている場合だ。 告白されて、「恋愛に興味がないから」と断ると、相手は...
A is for Asexual

恋愛に興味がない。ないと言ったらない/「A is for Asexual」#3(川野芽生)

今回は怒りの話をしようと思う。 わたしは「面倒くさい人」「ちょっと怖い人」だと思われることが多かった、と前回書いた。 たとえば、アセクシュアルという概念に出会う前の、大学二年生の夏、楽しいサークルの合宿の夜のこと。 A君が急にこんなこと...
A is for Asexual

自分がアセクシュアルだと気付いたときのこと/「A is for Asexual」#2(川野芽生)

なんらかのクィアな属性を自認している人は、「いつ自分がそうだと気付いたんですか」という問いを投げかけられることがよくあると思う。 わたしの場合、二十歳くらいのときに、「自分以外の人たちがアセクシュアルでないことに気付いた」。 それくらい、...
A is for Asexual

わたしはここにいる/「A is for Asexual」#0(川野芽生)

わたしは(あなたと同じように)いろんな要素からできている人間で、その要素のひとつにアロマンティックアセクシュアルであるということがある。 アロマンティックは他者への恋愛感情を持たないこと、アセクシュアルは他者への性的感情を持たないことで、...
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